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SDGsとは?
SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2001年のMDGs(Millennium Development Goals:ミレニアム開発目標)に続くものとして、2015年に国連で採択された“持続可能な開発目標”のことで、17のゴール・169のターゲットで構成されていて、それぞれの目標がどのくらい達成されたかを示す232の指標が特定されています。
“誰一人取り残すことのない世界”を実現するために、2016~2030年までの15年間での達成を目標としています。
京都市中京区のこもだ法律事務所でも、この理念・目標に賛同するとともに、弁護士・法律事務所として様々な取り組みを通じて貢献していきます。
弁護士に聞くSDGSへの取り組み
相続や離婚などの個人のための
法律サポートに注力
社会的に弱い立場に
追いやられている方々の力になりたい
弁護士・法律事務所として、SDGsに対してどのような取り組みができるとお考えでしょうか?
当事務所は元々、相続や離婚などの個人のための法律サポートに注力していて、例えば離婚問題であれば、近年問題となっている養育費の未払いを解決することで、ひとり親家庭の支援や小さなお子様の健全な成長発育、そして安心して暮らせる毎日に繋げられると思っています。
養育費の未払い問題を背景に民法が改正されましたが、それについてはどのようにお考えですか?
民法が改正されたものの、それで養育費の未払い問題が解決でき、差し押さえできるレベルではないと感じています。
離婚後に養育費の支払いを受けることができず、困っているお母様、そして小さな子供がたくさんいます。
それにより貧富の差が生まれ、先進国の中でも最下位に位置づけられるなど子供の貧困が進み、教育の機会が失われるなど、SDGsが実現を目指す世界とは真逆の状態が生じてしまっています。
一人の弁護士として、こうした問題には憤りを感じていて、どうにかして社会的に弱い立場に追いやられている方々の力になりたいと思って、日々仕事に励んでいます。
“終活”や“ホームロイヤー”など
皆様が法律トラブルで困らないための
環境づくりを大切に
相続問題ではどのようなサポートを行われていますか?
また相続問題でも、遺産分割でのトラブルなど紛争後の解決だけでなく、そうした紛争を予防するための事前の準備、つまり“終活”のサポートに力を入れています。
それはご自身の死後に備えて準備するというだけでなく、人生のピリオドを見据えて、そのことで今を自分らしく生きる活動にも繋がると思っています。
終活に関わるご相談も承っているのですか?
終活・遺言・相続の無料相談会を開催していて、将来への不安を解消するためにアドバイスしたり、やがて訪れるその日に向けてどんな準備ができるのか、一緒になって考えさせていただいたりしています。
そうした無料相談会だけでなく、顧問弁護士としてお付き合いさせていただいている会社で会報に寄稿したり遺言書や成年後見制度に関する講演会を行ったりもしていて、様々な形で終活の重要性を発信するようにしています。
以前から終活に力を入れて取り組まれていたのですか?
今のように終活という言葉が当たり前に使われるようになる前から、そうした活動に注力してきました。
また当事務所ではホームロイヤー(かかりつけの弁護士・顧問弁護士)会員を募集していて、無料でパンフレットを配布しています。
これは終活などの相談がいつでも気軽にできる環境づくりのためで、医療におけるかかりつけ医のように、法律のことを安心して相談できるかかりつけの弁護士を持つことは大切です。
高齢者社会が進む今、法的なトラブルが多発する可能性が高まっていて、押し売りや振り込め詐欺などの危険性も高まっています。
そうした中、すぐに弁護士に相談できる環境を整えておくことは安心に繋がります。
これは余談ですが、当事務所のホームロイヤー会員募集のパンフレットを玄関に置いておいたところ、悪質な訪問販売が来たのですが、パンフレットをひと目見るなりすぐに退散したそうです(笑)。
これは予想していなかった“パンフレットの効果”なのですが、そのように一家に一枚、弁護士のパンフレットがあると防犯にも繋がるかもしれません(笑)。
先ほど講演会の話が出ましたが、よく行われているのですか?
そうですね。
顧問先の会社での講演会だけでなく、先ほどお話ししたホームロイヤーの関連で、ケアマネジャーの方から特別養護老人ホームでの講演をお願いされたこともあります。
そこでは成年後見制度の内容、制度の限界などについてお話しさせていただきました。
地域の身近な弁護士・
法律事務所として
SDGsが目指す“誰一人取り残すことの
ない世界”の実現に貢献
他士業との連携はいかがですか?
相続問題で言えば、弁護士だけで対応できる範囲は限られていますので、税理士や司法書士、不動産鑑定士などの他の専門家と連携して問題解決にあたるようにしています。
そのため相続税対策のことや、相続における不動産問題のことなど、トータルにご相談いただけます。
最後にこもだ法律事務所の今後の展望は?
私は背広にSDGsのバッジを付けていますが、地域の身近な弁護士・法律事務所として、SDGsの考えを広く啓蒙していきたいと考えています。
そして先ほどもお話ししましたが、様々な事情により、社会的に弱い立場へ追いやられている方々の力になり、SDGsが目指す“誰一人取り残すことのない世界”の実現に少しでも貢献したいと思っています。